朝倉神社(あさくら) |
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福山市駅家町坊寺 | |
朝倉神社(あさくら) 福山市駅家町坊寺に鎮座する。
広島県神社誌には、由緒はわからないが今岡に鎮座する大蔵神社と同時期の創祀と伝わるとだけ記されている。 大蔵神社は日本三代実録に記載される式外社で古社であるが、最初の鎮座地は今岡ではなく、この朝倉神社と比較することは単純には出来ないと思う。 祭神は淤加美神(おかみのかみ)、相殿に奥津彦(おきつひこ)、奥津姫(おきつひめ)が祀られる。 淤加美神はタカオカミと同神で、水を操ることの出来る神で有名だ。 この鎮座地は芦田川と服部川の合流付近にあたる。 川の氾濫を防ぐために創祀されたのだろうか。 相殿に祀られる奥津彦、奥津姫の二柱は、昔は普通に台所にあった竈(かまど)に宿る神とされ、今でも竈神社、もしくは荒神さんに多く見ることが出来る。 明治40年に再建された本殿は一間社入母屋造で桟瓦葺き屋根に向拝を持つ。 その虹梁型頭貫の木鼻には象鼻の彫刻が飾られ、軒は三重で連三斗と手挟みが桁を支える。 身舎は二軒で、正規の円柱が使われ、四方を高欄付きの縁が廻る。 柱上は長押と頭貫で固定され木鼻には彫刻が施される。 頭貫上は台輪が回され組み物は出三斗。 柱間も出三斗が組まれて梁、桁を支え、支輪が備わる。 妻飾りは懸魚が隠して確認できなかったが、立派な造りの社殿だと思う。 |
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拝殿 | |
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本殿 | |
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地図 |