江木神社(えぎ)
福山市加茂町下加茂
江木神社(えぎ) 福山市加茂町下加茂に鎮座する。

祭神はスサノオとツクヨミ、そして蛭子命(ヒルコ)が祀られている。
蛭子はエビスとも読むから七福神の恵比寿と習合し福の神となった。
しかし、蛭子は古事記に登場するイザナギとイザナミの間に生まれた最初の子である。
子を作るときに女性であるイザナミから先に声を掛けたので(今風にいうと逆ナン パ・・・)不具の子に生まれてしまい、葦の舟に入れられ淤能碁呂島(オノゴロ島)から流されてしまう。
ここから国産み神話が始まり、後にアマテラス、ツク ヨミ、スサノオが誕生する。

広い丘陵地に一間社流造桟瓦葺きの社殿は鎮座する。
かつては妙見社と称されたようで、正徳3年(1713)妙見殿一宇造営の棟札が残っているが、 現在の社殿は文化8年(1811)に再建されたものだ。
その境内には広島県の史跡に指定された「猪の子古墳」がある。
横穴式の石室を持つこの古墳は円墳に 見えるが、正確な墳形や規模はわからないそうだ。
江木神社はこの猪の子古墳を守ってきたのだろうか。
拝殿
本殿

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