大歳神社(おおとし)
福山市駅家町中島
大歳神社(おおとし)福山市駅家町中島に鎮座する。

畑の中を進むと写真のような注連柱が出迎えてくれる。
拝殿の屋根裏には棟札が打ってあり、読むと「弘化三年 奉再建 大歳社」願主は「平川長蔵、同 元七、同 政七」平川家の氏神である。
広島県神社誌を引くと「備中国川上郡平川村より平川氏の祖先が勧請した」とある。
弘化3年(1846)12月に社殿を再建した。
屋根裏に掲げられた棟札はこの時のものだ。
これ以前、元禄13年(1700)の検地水帳に除地の記載があるという。
祭神は大歳神と思いきや神社誌によると太田神と記されている。
大歳神は稲荷神社で有名な穀物神であるウガノミタマ(保食神)の兄弟で父はスサノオである。
太田神は道祖神サルタヒコの末裔とされる。
小社であるが現在でも平川家3戸で守り継がれている。

参道と注連柱
社殿
本殿を支える石

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