清瀧神社(きよたき)
福山市神辺町平野
清瀧神社(きよたき) 福山市神辺町平野に鎮座する。

深安二十六社めぐり 26

この神社の創祀は応和3年(963)大己貴命(おおなむち、大国主命)を祀ったとされる古社だ。
この鎮座地の平野地区は付近の各村から流れ出る小川が集まる場所で、度々氾濫し被害が出た。
そこで祓戸大神の瀬織津姫(せおりつひめ)を祀り祈ったところ、猿田彦を祖に持つ大田命のお告げがあり、川瀬に堰を造った。
以来、被害もなく豊穣の土地となったので、その神恩に感謝し新たに社殿を建てこの三柱の神を祀ったとある。
現在建つ社殿の創建年は不明であるが、参道入り口に建てられた石鳥居には享保7年(1722)と彫られており、本殿もこの前後に建てられたものではないか・・・?
本殿は三間社流造で本瓦葺き屋根だ。
左右の妻部分は外側から板で保護されている。
中を覗くとサスザオと称される斜め材で大瓶束(だいへいつか)をはさむイノコサスといわれる妻飾りが施されていた。
享保7年9月と彫られた石鳥居
拝殿は入母屋造で向拝は切妻、桟瓦葺き
妻部分が板で保護されている本殿

大きな地図で見る
地図