亀山八幡神社(かめやまはちまん)
神石郡神石高原町安田
亀山八幡神社(かめやまはちまん) 神石郡神石高原町安田に鎮座する。

棟札によれば、創祀は保元年中(1156−59)平安時代にまで遡る古社である。
その後、元暦元年(1184)9月「宇佐八幡宮吉備津神社宮宮殿 一宇」を再建すという。
降って元文元年(1736)、寛延2年(1749)再建の棟札が現存している。
社殿によると、明治9年までは現在地の後方に左甚五 郎作と伝わる古宮があったが、大風雪により倒壊したという。
水野記には安田村八幡宮 古へ社領三十五貫、毛利家之ヲ没収スと記す。
広島県神社誌によると祭 神は仲哀天皇、神功皇后、応神天皇の八幡神である。

本殿は三間社入母屋造で軒唐破風の向拝を持つ。
この近辺の本殿では吹き放たれた外陣を持つ社殿をよく見るが、ここは吹き放ちとはなっておらず板張 りである。
身舎柱は正規の円柱を使い、長押と頭貫で固定され、さらに台輪をのせる。
長押と頭貫の間は彫り物を飾り、柱上は出三斗、柱間は蟇股を置く。妻飾 りは虹梁大瓶束だ。
内陣の長押と比べ外陣のは一段下げて打たれている。
高欄付きの縁は四方を回る。
大棟には外削ぎの千木と三本の鰹木を置く。
参道と石鳥居
鎮座800年の記念碑
随神門前の狛犬
随神門
本殿

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