潮崎神社(しおざき)
福山市柳津町
潮崎神社 福山市柳津町に鎮座する。

柳津という地名は神武天皇東征にまで遡る。
神武東征については吉備高島宮で書いたが、神武天皇がこの地の岸辺に立つ柳の木に船を繋がれたので柳津と称するようになった。
そして潮崎神社は神武天皇を祭神とし創始された。松永湾を開拓した本庄重正は、この神社を塩浜の守護神とし、寛文三年(1663年)今津「剣大明神(現、式内社、高諸神社)」からスサノオを合祀し現在地に遷座させたとある。
当時は薬師寺を別当寺とし、本庄重正自ら彫った不動明王像をご神体としていたが、明治の神仏分離により別当寺は分離され、不動明王像も薬師寺へ移された。
祭神は神武天皇(神倭磐礼彦命、かむやまといわれひこ)、スサノオ、住吉三神。
本殿は三間社入母屋造千鳥破風、縋向拝付き社殿で神社誌によると檜皮葺となっていたが、残念ながらここも銅板に葺き替えられていた。
境内に除草剤をまかれていた若い神職の方にお聞きしたところ、平成15年に替えられたそうだ。
高諸神社も既に銅板葺きに替えられていた。
松永湾へ注ぐ羽原川沿いに鎮座し、昔使われていた船着き場は、今も境内に残っている。
神社入り口の石柱
拝殿
本殿

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