清瀧神社(せいりゅう)
府中市鵜飼町
清瀧神社(せいりゅう) 府中市鵜飼町に鎮座する。

創祀については不明であるが、天正19年(1591年)に有馬久左右衛門近貞が十輪院の山上高丸から現在地に遷座させたと口碑に伝えられている。
備陽六郡志には当社の鐘の銘に「備後国芦田郡鵜飼村清瀧大明神鐘、願主有馬八郎兵衛近吉入道恵閑、延宝八庚申天九月吉日」と記されている。
延宝八年は1680年だ。
明治維新以後は地名により盛山神社と称したが、昭和4年に元の清瀧神社に復称している。
祭神は瀬織津姫(セオリツヒメ)、罔象女神(ミズハノメノカミ)、大山祗神(オオヤマツミ)の三柱。
瀬織津姫は塩川神社で紹介しているので参照して欲しい。
罔象女神はカグツチを産んで火傷を負い苦しむイザナミの尿から産まれた女神とされ、水を操れる。
オオヤマツミはコノハナサクヤヒメの父親で、伊予大三島大山祗神社に鎮座しているので有名だ。
社殿であるが、平入り三間社入母屋造で桟瓦葺。
拝殿の向拝は一軒の向唐破風で、なかなか迫力がある。
境内には入母屋造の神楽殿も備えている。
有馬氏とは何者だろうか・・・?境内には荒神社、天満神社、稲荷神社、厳島神社が鎮座しているが、これらは明治時代に、近所にあった神社を清瀧神社へ合併されたものと思う
石鳥居
拝殿
本殿

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