須佐能表神社(すさのお)
福山市駅家町法成寺古江木
須佐能表神社(すさのお) 福山市駅家町法成寺古江木に鎮座する。
深安二十六社神社めぐりB

広島県神社誌によると、長享2年(1488)、村内に疫病が大流行したときに、品治郡戸手村牛頭天王社(現、素戔嗚神社)へ村民が日参すると疫病がたちまちに治まったという。それで牛頭天王社よりスサノオ神を勧請し村の守護神としたのがこの神社の縁起と記されている。
大正4年に社殿を修築され今に至る。
本社である素戔嗚神社の夏祭りは別のトピで紹介した通りであるが、分社であるこの神社の祭りはどんなものなのだろうか。
大正4年に修築された社殿であるが、正面から、拝殿、幣殿、祝詞殿、本殿の順で建てられたいる。
本殿は平入り一間社入母屋造に千鳥破風が付く。
千鳥破風の直下に祝詞殿の屋根が接続されたために本殿の向拝が隠されているが、下から見ると唐破風が造られていた。
円柱が正規とされる身舎柱は角柱が使われている。
向拝の軒は三重で造られ、手挟には本社素戔嗚神社の社紋「五瓜に唐花」が彫られている。
本殿の背面を除く三面の中備にはカエル股が施され、その三方を縁が廻り、奥は脇障子で止まる。
参道には天保11年(1840)4月と彫られた石鳥居が建つ。
石鳥居
拝殿
本殿

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