高オカミ神社
福山市蔵王町蔵王山山頂付近
高オカミ神社 (タカオカミ) 福山市蔵王町蔵王山山頂付近に鎮座する。

タカオカミとくれば、水を操ることの出来る日本を代表する神だ。
鎮座地は天空に近い山頂に鎮座する。
この神社も蔵王山の山頂から僅かにくだった位置に祀られる。
祭神はタカオカミ。
その出自は、日本書紀の一書に、イザナミは火の神カグツチを生んだことで産道をに火傷を負い死んでしまう。
カグツチを恨んだ夫のイザナギは剣で三段に斬り殺してしまった。
その切り分けられた3つのパーツからイカヅチ、オオヤマツミ、そしてタカオカミが化生した。
一方、古事記にはタカオカミではなくクラオカミが記される。
同じ竜神と考えられ、雨を操る神となった。
この蔵王町に鎮座するタカオカミ神社は、古くは「八大龍王社」と称され、現在でも「りゅうおうさん」と呼ばれている。
創祀等は不明であるが、江戸後期に著された西備名区には蔵王権現と記されている。

社殿であるが、拝殿は最近建て替えられていた。
本殿は小社で、一間社見棚式の流造で、妻側は板が打ち付けられ風雨から保護されていた。
なにぶんに山頂なので風当たりも強いのだろう。
拝殿の中に掲げられた神名額
本殿

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