神谷川弥生式遺跡
現地看板より

神谷川弥生式遺跡(200年〜300年代)

広島県史跡指定 昭和23年9月17日

昭和22年、表土(黒色有機土層、褐色土層)より、ツボ、カメ、鉢、高杯、底に穴のあいたこしき、モミの付着した土器、焼けたアサリなど発掘される。
このうちツボやカメは完形品を含めて多く出土し、ヘラや貝ガラにより単純な文様(短斜文、沈線文)がつけられていた。
出土品は縄文時代晩期のものもあるが、弥生時代後期(三世紀)から古墳時代前期(四世紀)への推移を示すものが多く、特に弥生式土器を細やかに分類、編年する資料としては第一級のものであり、小高い丘陵にあることと併せて遺跡の特徴である。
出土品の範囲は現在の保養センターからグランドに及び、一部に集落跡も確認された。

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